ハイエースの盗難が相次ぐ昨今。
リレーアタックやCANインベーダー…
社外セキュリティをインストールしても盗難に合うケースも少なくありません!
今回はラフィックスを取付け、物理的に盗難されづらくします!
ラフィックスとは?
ラフィックスとはワークスベル(Works Bell)から発売しているステアリング脱着システムです!
これはレーシングカーやスポーツカーで使われることが多く、車に乗車する際、ステアリングが外れることで乗車しやすくする目的があります!
それと同時に、ステアリングを取り外すことで操作不能となり盗難リスクを下げることもできる優れた製品です!
※2022年 各ショップ在庫が無く、値段が高騰中の為注意してください。
別売りのキーロックシステムをつけることで更にセキュリティーを上げることが可能になります!
ラフィックス(社外ステアリング)を取り付けた場合、純正のステアリングスイッチは使用不可となりますので注意してください。
(オーディオスイッチ、メーターディスプレイスイッチ等)
純正ハンドル取り外し
まずは純正ハンドルを取り外していきます。
がしかし、作業開始前にバッテリーの-を必ず外しましょう!
バッテリーを外さず作業を行うとエアバックが誤作動で開いてしまい、最悪の場合、死亡事故につながります。
バッテリーは10mmのスパナで緩めることが可能です
端子が外れたら、バッテリの端子とケーブルが絶対に触れないよう、絶縁します。
絶縁はラバーを間に挟んだり、ビニールテープなどをはっておくのでもOKです!
バッテリーを外した5分~10分ほど待ってから作業を始めます。
※すぐに作業を始めると帯電した電気によって誤作動を起こす可能性があるので注意しましょう
ハンドルの裏側にあるメクラ蓋を左右両側外します。
するとトルクねじが見えるのでそちらも外していきます。
このトルクのサイズはT30になります。
トルクスねじが外れたら、純正ステアリングを正面に見てエアバックを取り出します。
エアバッグはハンドルにハマっているだけなので、内張同様手前に引っ張る形で外れます。
真ん中のオレンジのカプラーがエアバックの配線。下にある平端子がホーンの配線になってますの両方取り外します。
この時、ホーンの配線は抜くだけですがエアバックはロックがあるのでロックを外してからカプラーを抜きます。
精密ドライバー(-)で黄色の部分を浮かすとロックが解除されるので、その後オレンジ本体を引き抜きます。
これでステアリングからエアバックが外れました。
次に、ステアリング本体を外していきます。
※この時ステアリングをまっすぐ(タイヤをまっすぐ)にしておいて下さい。交換後のステアリングをつけたとき、ハンドルセンターが狂います。
最初に上側にあるステアリングスイッチのカプラーを外します。
その後、19mmのソケットでセンターのナットを緩めます
センターナットは少し緩めるだけで完全に取り外さないでください。
ナットが緩んだらステアリング本体を外していきます!
ステアリングとステアリングシャフトのナットにプーラーを掛けて外します。
この時、センターナットを完全に外してしまっているとハンドルが吹っ飛んできます。
これで純正ステアリングが外れました。
ステアリングボス取り付け
車に社外のステアリングを取り付ける場合、ボスが必要になります。
ハイエース(4型~)にワークスベルのボスをつける場合は【540】という品番になります。
今回はラフィックスを取り付けるため、【540s】という品番を使用しました。
540sとはショートタイプのボスで、通常のボスの上にラフィックスを取り付けるとハンドル位置が極端に運転者側に寄ってしまうため、ラフィックス専用品としてショートタイプがあります。
まずはホーンの電源を取り出します。
ボスの付属品として4種類のハーネスが付属してきますのでそのなかから合うものを選び、取り付けます。
カプラーを付けたら、カプラーから伸びている線とエアバックの線をボスの中を通します。
線を通したら、ボスをはめ込みます。
ボスはきっちりハマる場所があるのでスポッとはめましょう。
ボスがハマったら、センターナットを締めこみます。
締め付けトルクは3㎏・mになります。
強く締めすぎると破損してしますので注意してください。
取り付けが終わったら、エアバックのキャンセラーを付けます。
※キャンセラーをつけないとエアバックの警告灯が点灯し、車検に受からなくなります。
+-は関係なく、カプラーの穴に差し込むのみになります。
これでボスの取付が終わったのでバッテリーを復旧し、エアバックの警告灯がつかないか必ずチェックを行いましょう。
ラフィックス取り付け
まずはホーンの線を結線します。
ボスから伸ばしたホーン線2本を付属のアースリングとラフィックス本体に接続します
接続したら配線をボス内部にまとめてラフィックスを取り付けていきます。
この時ホーン線をつけたアースリングも一緒に共締めします。
六角レンチは付属してくるので用意しなくて大丈夫です。
異常で車両側は終了です。
あとはステアリング側にラフィックスをビス6本つけます。
その後ホーンボタンに線を結線してボタンをはめれば完了です。
取り付けてみてのメリット・デメリット
今回はラフィックスを取り付けました。
実際にラフィックスをつけて思ったことを率直に書きます。
メリット
- 社外ステアリングがつけれる
- ステアリングが外れるのでかっこいい
- ハンドル外してキーロックをつけるとセキュリティーUP
好みのハンドルをつけれるのは運転者にとってはとてもテンション上がります!
セキュリティー面もよくなるのでハイエースにはとても良いです!
デメリット
- 純正ハンドルは使用できない
- ステアリングスイッチが使用できなくなる
- エアバックがなくなる
- 取り外しが面倒?
まずは純正ハンドルは使用できません。なのでシンプルな内装にしたい方には不向きです。
そして純正ハンドルについているスイッチは使えなくなります。さらにエアバッグがなくなります。
私は盗難対策としてハンドル脱着するのでだんだん手間になってきました。しかし一つの盗難対策になっているのでしっかりやりましょう!
結果的に私はつけてよかったとおもっています。
とにかく盗難の多いハイエースの盗難対策としてはかなり良いものだと思います。
しかしステアリングスイッチが使えないのは個人的にかなり不便になりました。ステアリングスイッチは今後使えるようにどうにか対策してみようと思います。